静御前
月妃女プロデュース! 静御前のダイジェスト版ができました! (2021年11月22日 日本橋公会堂にて公演) ~静御前~ 静御前という一千年前に実在した伝説の女性に心揺さぶられない女性はいないのでは無いでしょうか?静御前は白拍子であり、源義経の恋人。義経が兄の頼朝から命を狙われた時に、命をかけてついて行きましたのに、雪の吉野山を女人の足で越えることは不可能。義経から引き返すように言われてそのまま生き別れとなってしまいます。義経は静に必要なお金と従者をつけたのに、従者は静を裏切りお金を奪い、そのまま雪山に置き去りにして逃げてしまうのです。その時すでに静は義経の子を身ごもっていました。 雪の山中の住民とは思えないほど静の美しさは妖しく、たちまち身元が知られてしまい、やがて恋人を殺そうとした頼朝の元へと連れられてしまいます。 白拍子は舞の名手。頼朝から鶴岡八幡宮で舞うように命じられた時、なんと、頼朝が殺そうとしている恋人を慕う詩をうたいながら舞い、頼朝の逆鱗に触れました。命がけの愛を貫く静御前を庇ったのは頼朝の妻・北条政子でした。 「静に多くの褒美を与えて生かして帰しましょう。ただし、生まれてくる子の命と引き換えに!」 (月妃女解釈・演出ポイント) 死後一千年経った今も義経を探して雪の吉野山を彷徨う静御前の亡霊が現れてから一千年前へトリップ。雪の吉野山で生き別れになる場面では、義経の太刀を形見として静に与え、静は裏切者の従者から形見を奪われまいと命かけて薙刀で戦います。しかも戦う相手はキックボクシング元世界王者と、全日本空手元王者。正式な薙刀の形では無く、歌舞伎の女形での絡みなので、特有のなよやかさが残ります。最後に赤子を奪われる時に激しく抗い、狂い女となりカットアウト。死後も成仏できずに一千年の時を越えて義経を探して雪の吉野山を彷徨う静御前を義経が迎えにきて、あの世へと消えていきます。 ~出演者~ 静御前役 月妃女 (プロデューサー 兼 日舞アーティスト) 義経役 山中一馬(金春流重要無形文化財総合指定保持者) 楽師 荒井靖水(薩摩琵琶・フルート) 地謡 澤翼 (金春流能楽師) 地謡 雨宮悠大(金春流能楽師) 裏切者役 金沢久幸 (キックボクシング元世界チャンピオン3階級制覇4冠王) 裏切者役 安廣一哉(全日本空手道選手権大会軽量級3連覇王者) 会社概要 一般社団法人 月のしらべ
源氏物語
月妃女プロデュース★ 源氏物語2021のダイジェスト版動画ができました! (日本橋公会堂にて2021年11月22日に公演) ~源氏物語~ 一千年前に紫式部が書いた、平安王朝を舞台に54帖におよぶ日本最古の長編物語。光り輝くように美しい皇子・光源氏は幼くして母上を亡くします。年頃になった時、父・帝が歓喜して迎え入れた義理の母上に許されぬ恋心を抱きますが、拒絶されたさみしさから恋を彷徨い女人から女人へと渡り歩きます。 光源氏からかりそめに愛された女人たちの中で最も衝撃的で魔性なのが六条御息所。光源氏が10代の頃に恋焦がれた年上の貴婦人、元東宮妃。東宮様に先立たれた後、溢れる知性と感性で風流人をお迎えする社交サロンを開いて平安王朝の貴婦人と尊ばれている高嶺の花。浮ついたお若い光源氏を冷たく拒み続けていた六条御息所は、ある夜、不本意にも光源氏から迫られてしまいます。 六条御息所は、日に日に才能を開花させていく聡明な光源氏に心惹かれていく己に葛藤しました。元東宮妃である名声がいつか傷つくことを恐れて冷たく突き放しているうちに、光源氏はさみしくなり離れていき、正室の葵上がご懐妊。さみしさを晴らそうと、光源氏の舞を一目見ようと出かけた先で、場所を取り合う車争いに巻き込まれて偶然にも葵上の従者に車を壊されてしまい、自尊心を打ち砕かれて心が儚くなってしまいます。 無意識のうちに魂が肉体から彷徨いだして、恋敵の葵上や様々な女人を襲っていることに、本人は気づいていないのです。 (月妃女脚色・演出ポイント) 今回は源氏物語の舞台上に光源氏を登場させていません。 原作では存在感の薄い亡き東宮様が、フィナーレで舞台上に現れ、 かりそめの恋の虚しさを哀しむ舞台にはしませんでした。 無意識のうちに生霊となってしまうほどまで苦しい恋が教えてくれた、六条御息所を真に大切に愛し抜いて先立たれた東宮様の優しさにスポットライトをあて、皆様への気づきのメッセージにできましたら幸いです。脚本は完全オリジナルで、月妃女が源氏物語を再構築して「六条御息所の回想録」を一人称で書き起こしました。 ~出演者~ 六条御息所役 月妃女(プロデューサー 兼 日舞アーティスト) 東宮様役 山中一馬(金春流能楽師・重要無形文化財総合指定保持者) 一千年前に紫式部が書いた、平安王朝を舞台に54帖におよぶ日本最古の長編物語。光り輝くように美しい皇子・光源氏は幼くして母上を亡くします。年頃になった時、父・帝が歓喜して迎え入れた義理の母上に許されぬ恋心を抱きますが、拒絶されたさみしさから恋を彷徨い女人から女人へと渡り歩きます。 光源氏からかりそめに愛された女人たちの中で最も衝撃的で魔性なのが六条御息所。光源氏が10代の頃に恋焦がれた年上の貴婦人、元東宮妃。東宮様に先立たれた後、溢れる知性と感性で風流人をお迎えする社交サロンを開いて平安王朝の貴婦人と尊ばれている高嶺の花。浮ついたお若い光源氏を冷たく拒み続けていた六条御息所は、ある夜、不本意にも光源氏から迫られてしまいます。 六条御息所は、日に日に才能を開花させていく聡明な光源氏に心惹かれていく己に葛藤しました。元東宮妃である名声がいつか傷つくことを恐れて冷たく突き放しているうちに、光源氏はさみしくなり離れていき、正室の葵上がご懐妊。さみしさを晴らそうと、光源氏の舞を一目見ようと出かけた先で、場所を取り合う車争いに巻き込まれて偶然にも葵上の従者に車を壊されてしまい、自尊心を打ち砕かれて心が儚くなってしまいます。 無意識のうちに魂が肉体から彷徨いだして、恋敵の葵上や様々な女人を襲っていることに、本人は気づいていないのです。 (月妃女脚色・演出ポイント) 今回は源氏物語の舞台上に光源氏を登場させません。原作では存在感の薄い亡き東宮様が、フィナーレで舞台上に現れます。 かりそめの恋の虚しさを哀しむ舞台にはしません。 無意識のうちに生霊となってしまうほどまで苦しい恋が教えてくれた、六条御息所を真に大切に愛し抜いて先立たれた東宮様の優しさにスポットライトをあて、皆様への気づきのメッセージにできましたら幸いです。脚本は完全オリジナルで、月妃女が源氏物語を再構築して「六条御息所の回想録」を一人称で書き起こしました。 会社概要 一般社団法人 月のしらべ
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