某大学教授から推薦され、高崎市の観音塚古墳への出演が決まりました。
しかも!古墳の石室から登場すると言う信じられない演出です!
観音塚古墳といえば、長さ約100メートルにおよぶ巨大な前方後円墳なのにも関わらず、眠り人不明という謎の古墳。
どう考えても高貴なかたのお墓のはずですのに、眠り人のお名前を歴史の流れの中で封印されてしまっていると思うと、その方の念は大丈夫なのかしらと案じました。
さらには手塚治虫の「火の鳥」を思い出し、古墳に生き埋めとなった多くの人々の念も想像してしまい、本当に私がそこで踊ってしまって宜しいのか案じ古神道家に相談し、正しい生活をして本番を迎えました。
奇跡は起きました。
リハーサル時、演出の上で倒れたわたしを隠す白布が天高く舞い上り、3人がかりでぶら下がっても上昇してしまい、今にも気球のように浮いてしまいそうでした。
本番30分前から古墳の石室に待機した時の暗闇に驚いてしまいました。
懐中電灯が無ければ一寸先も見えない暗闇で一人で30分間。
そこから光を求めて外界へ踊り出した太陽光が見えた時の気分は、まさに「天岩戸開き」でした。
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